【2026年版】ExcelにCopilotが出てこないのはなぜ?無料版・有料版の違いを大学職員が解説

Copilotのイメージ
目次

この記事でわかること

  • ✅ ExcelにCopilotが出てこない2つの理由
  • ✅ 無料版・有料版・法人版の違いを図解
  • ✅ 職場・学校アカウントで安全に使うための確認ポイント
  • ✅ ChatGPT・Geminiとの使い分け早見表

「Copilotって名前は聞いたことあるけど、何が違うのかよくわからない」
「職場のExcelにCopilotのマークが出てくるらしいけど、うちには表示されない…」

一口に「Copilot」といっても、実は3つの種類があり、それぞれできることがまったく異なります。
この違いを知らないまま使おうとすると、「なぜ使えないのか」が永遠にわかりません。

結論から言うと、無料のCopilot Chatだけでは、Excelの中で利用できる機能に制限があります。個人向けプランと法人・学校向けライセンスでは利用条件が異なるため、本記事で順番に整理します。

私もCopilotについて調べ始めた頃は、「職場のPCにCopilotは表示されているのに、Excelでは使えないのはなぜだろう?」と疑問に思いました。実際に調べてみると、ブラウザで利用できるCopilotと、ExcelやWordの中で利用できるCopilotは利用条件が異なります。特に大学や企業ではライセンス契約の状況によって使える機能が変わるため、まずは自分がどのCopilotを利用しているのか確認することが大切だと感じました。

本記事では、2026年現在の最新情報をもとに、大学職員の方が知っておきたいCopilotの全体像を、現役の大学職員がわかりやすく整理します。

ExcelにCopilotが出てこないのはなぜ?無料版で使えない理由

Q1. 「ExcelにCopilotのボタンが出てこない」のはなぜ?

理由は状況によって2パターンあります。

【職場・法人のOfficeを使っている場合】
Officeアプリ内でCopilotを使うには、会社(法人)が「Microsoft 365 Copilot」の有料ライセンスを追加契約している必要があります。Officeが入っているだけでは使えません。まずシステム担当部署に確認してみましょう。

【個人向けMicrosoft 365を使っている場合】
Microsoft 365 Personal・Family・Premiumなど、Copilot機能を含む対象プランを契約している必要があります。

対象プランを契約していても表示されない場合は、次の点を確認してください。

  • Copilot機能を利用できる契約者本人のアカウントでサインインしているか
  • Microsoft 365アプリが最新バージョンになっているか
  • アプリを更新後、WordやExcelを再起動したか
  • 利用している端末や地域で機能が提供されているか

ファイルの保存場所や利用する機能によっては、OneDriveまたはSharePointへの保存が必要になる場合もあります。

Q2. 大学のメールアドレスがあればCopilotを無料で使える?

大学のメールアドレスを持っているだけで、すべてのCopilot機能を無料で使えるわけではありません。

大学から発行されたMicrosoft 365の職場・学校アカウントでサインインし、大学側の契約や管理者設定で利用可能になっている場合は、Microsoft 365 Copilot Chatを無料で使えることがあります。

ただし、無料で利用できるのは基本的にチャット機能です。大学のWord・Excel・PowerPoint内でCopilotを使ったり、大学のメールやファイルなどの組織データと連携させるには、大学側でMicrosoft 365 Copilotの対象ライセンスが割り当てられている必要があります。

つまり、確認すべきなのはメールアドレスの末尾ではなく、次の2点です。

  • 大学がMicrosoft 365 Copilot Chatを利用できる契約・設定にしているか
  • 自分のアカウントにMicrosoft 365 Copilotの有料ライセンスが割り当てられているか

大学のメールアドレスでサインインしても利用できない場合や、ExcelにCopilotが表示されない場合は、大学の情報システム担当部署に確認しましょう。

Q3. 「無料版」と「有料版」は何が違う?

一言でいうと、利用できる機能の範囲と、組織内のデータと連携できるかどうかが異なります。

無料のCopilot Chatは、主にWeb情報やアップロードしたファイルをもとに回答するチャットとして利用します。一方、有料のMicrosoft 365 Copilotでは、WordやExcelなどでより多くの機能を利用でき、自分にアクセス権のあるメール、会議、ファイルなどの組織データとも連携できます。

Q4. 職場のアカウントでCopilotを使えば業務データを入れても安全?

職場・学校アカウントでMicrosoft 365 Copilot Chatを利用する場合は、エンタープライズデータ保護が適用されます。入力したプロンプトや回答は、基盤モデルの学習には使用されません。

ただし、エンタープライズデータ保護が適用されているからといって、すべての業務データを自由に入力してよいわけではありません。

個人情報、未公開情報、機密情報、入試情報などを入力してよいかどうかは、大学や法人ごとのAI利用ルール、情報セキュリティ規程、管理者設定によって異なります。

そのため、利用前に次の点を確認してください。

  • 職場・学校アカウントでサインインしているか
  • エンタープライズデータ保護が適用されているか
  • 所属先のAI利用ガイドラインで入力可能な情報の範囲が定められているか
  • 個人情報や機密情報を入力してよい運用になっているか

不明な場合は、自己判断で業務データを入力せず、情報システム担当部署や所属部署の責任者に確認しましょう。

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そもそもCopilotとは?30秒でわかる基礎知識

Microsoftが提供する生成AIアシスタントの総称です。

CopilotにはOpenAIのAIモデルや技術が活用されていますが、ChatGPTと同じサービスではありません。Microsoftの検索機能やセキュリティ、Microsoft 365の仕組みなどと組み合わせて提供されています。

最大の特徴は、プランやライセンスに応じて、Word、Excel、PowerPoint、Teams、EdgeなどのMicrosoft製品と連携できることです。

職場のパソコンでは、EdgeやWindows、Microsoft 365の画面などにCopilotのアイコンが表示されていることがあります。ただし、アイコンが表示されていても、ExcelやWordの中でCopilotを使えるとは限りません。

利用できる機能は、Microsoftアカウントの種類、職場や大学の契約内容、管理者の設定によって異なります。「表示されているけれど、押してよいのかわからない」という方も、本記事を読みながら、自分が利用できるCopilotの種類を確認してみてください。

当ブログは現役大学職員の私が、AIツール(Gemini, ChatGPTなど)を活用し、事務業務改善をするためのAI活用ブログです。私自身、文系大学卒の非エンジニアの事務職員なので、専門用語は避けて読者の皆さんが分かりやすく、すぐ使える情報をお届けできるよう心がけています。
プロフィールの詳細は、以下をご覧ください。

【最重要】3種類のCopilotの違いを整理する

「Copilot」という名前がついていても、できることが異なる3種類があります。

種類Officeアプリでの利用費用対象
Microsoft 365 Copilot Chat一部で利用可能。範囲は契約・設定による対象契約では追加費用なし職場・学校アカウント
Microsoft 365 Personal・Familyなど対象アプリで利用可能。使用上限あり月2,130円~個人
Microsoft 365 CopilotOfficeアプリと組織データに連携組織の契約による法人・学校

① Microsoft 365 Copilot Chat(職場・学校向けの無料チャット)

Microsoft 365 Copilot Chatは、対象となるMicrosoft 365の職場・学校アカウントで利用できる生成AIチャットです。Microsoft 365 Copilotの有料ライセンスがなくても、対象のアカウントであれば追加費用なしで利用できます。

主にできること

  • 質問への回答や情報収集
  • メール文面や文章の下書き
  • 要約・翻訳・アイデア出し
  • アップロードしたファイルの内容整理や比較
  • 一部のMicrosoft 365アプリからの利用

ただし、有料版のMicrosoft 365 Copilotとは異なり、大学内のメール、会議、SharePoint上のファイルなど、組織全体の業務データを横断的に参照できるわけではありません。利用できる機能は、大学や法人の契約、管理者設定によっても異なります。

🛡️ セキュリティについて
職場・学校アカウントでMicrosoft 365 Copilot Chatを利用する場合は、エンタープライズデータ保護が適用されます。入力したプロンプトや回答は基盤モデルの学習には使用されず、組織向けのデータ保護条件のもとで扱われます。ただし、利用できる機能や管理設定は大学・法人の契約によって異なります。個人情報や機密情報を入力してよいとは限らないため、所属先のAI利用ガイドラインも必ず確認してください。

Copilot盾マークのサンプル

私自身の活用例
私は、個人情報や機密情報を含まないExcel・CSVデータをアップロードし、項目の比較や必要な情報の抽出を行う際に利用しています。同じ作業を法人向けのGeminiでも試しましたが、私が検証した範囲では、Copilotの方が意図した結果を得やすい場面がありました。これは使用するデータや指示内容によっても変わるため、あくまで個人の使用感です。

まずは所属先の利用ルールを確認し、公開情報の整理や一般的な文章作成など、機密性の低い作業から試すのがおすすめです。

② Microsoft 365 Personal・Familyなど(個人向け有料プラン)

個人向けMicrosoft 365の対象プランでは、自分のパソコンに入っているWord、Excel、PowerPointなどでCopilotを利用できます。

主にできること

  • Wordで文章の下書きや要約を作る
  • Excelで表の内容を整理・分析する
  • PowerPointでスライドの下書きを作る
  • Outlookでメール作成を補助する

個人でOfficeアプリ内のCopilotを使いたい場合に適したプランです。ただし、利用回数にはプランごとの上限があり、FamilyプランではCopilot機能を利用できる人に制限があります。

また、個人向けプランは、大学や勤務先の業務データを扱うための契約ではありません。職場のファイルを個人アカウントへ移したり、個人向けCopilotへ入力したりすることは避けましょう。

③ Microsoft 365 Copilot(法人・学校向け有料ライセンス)

Microsoft 365 Copilotは、大学や企業などの組織が契約し、対象となる職員へライセンスを割り当てて利用するサービスです。

主にできること

  • 職場のWord、Excel、PowerPoint、Outlook、Teams内でCopilotを使う
  • 自分がアクセス権を持つメール、会議、ファイルなどをもとに回答を作る
  • 会議内容の整理やメールの要約を行う
  • 組織内の情報を横断して、資料作成や情報収集を補助する

利用するには、対象となるMicrosoft 365の契約に加えて、Microsoft 365 Copilotのライセンスが必要です。また、契約しているだけではなく、自分のアカウントにライセンスが割り当てられている必要があります。

ExcelやPowerPointの中でCopilotを使う機能自体は、個人向けMicrosoft 365の対象プランでも利用できます。

大きな違いは、Microsoft 365 Copilotでは、職場のアカウントとアクセス権に基づき、大学内のメール、会議、ファイルなどの組織データと連携できる点です。

私自身も大学のシステム担当部署に導入状況を確認しましたが、現時点では費用対効果などの理由から検討中とのことでした。そのため、所属先でCopilot Chatの利用が認められている場合は、まず無料のチャット機能を使い、活用事例を蓄積することが、将来的な導入を検討する材料の一つになると感じています。

個人向けプランの料金一覧【2026年7月現在】

個人向けプランの概要

個人のMicrosoftアカウント(@outlook.jpや@outlook.comなど)向けには、「Microsoft 365 Personal」「Microsoft 365 Family」「Microsoft 365 Premium」といった有料プランが用意されています。

  • できること:
    • 個人のPCに入っているWord、Excel、PowerPointなどでCopilotが使える。
    • 混雑時でも優先的に最新の高性能AIモデルにアクセスできる。
    • 無料版よりも高い使用上限が適用される。

個人向けMicrosoft 365プラン

プラン月額(月払いの料金)Copilot(Office連携)主な用途
Microsoft 365 Basic260円×メール・ストレージのみ
Microsoft 365 Personal2,130円✅(使用上限あり)個人での業務・副業
Microsoft 365 Family2,740円✅(契約者本人のみ)最大6人で共有
Microsoft 365 Premium3,200円✅(上限拡張)AIをヘビーに使いたい人向け

※ 2025年1月より、Microsoft 365 Personal/FamilyにCopilotが標準搭載されました。料金・仕様は変更される場合があるため、最新情報はMicrosoft公式サイトでご確認ください。

⚠️ 個人アカウントへの業務データ入力は、有料・無料を問わず避けてください。
セキュリティ規定違反になる可能性があります。

ChatGPT・GeminiとCopilotの使い分け早見表

「結局どのAIを使えばいいの?」職場・学校での利用個人・プライベートでの利用に分けて整理します。

🏢 職場・学校のアカウントで使う場合

項目Copilot ChatMicrosoft 365 CopilotGemini(Workspace版)
使い方WebやMicrosoft 365 Copilotアプリを中心に利用Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsなどで利用ブラウザやGoogle Workspaceの対象アプリで利用
得意なこと文章作成、要約、Web情報の整理、ファイルの比較Officeファイルの作成・分析、メール・会議・組織データの活用文章生成、ファイル要約、Google系アプリとの連携
Officeアプリとの連携一部で利用可能。契約・設定による対応基本的に非対応
Google系アプリとの連携基本的に非対応基本的に非対応対応
データ保護エンタープライズデータ保護あり。所属先の規程確認が必要組織向けのデータ保護あり。権限・規程の確認が必要契約・管理設定・所属先の規程を確認
費用対象契約では追加費用なし組織の契約によるWorkspaceの契約による

まずは、所属先のAI利用ガイドラインを確認したうえで、職場・学校アカウントでCopilot Chatを利用できるか確認してみましょう。利用が認められている場合でも、最初は公開情報の整理や一般的な文章の下書きなど、機密性の低い作業から試すのがおすすめです。個人情報や機密情報を扱う場合は、所属先が定めた運用ルールに従ってください。

🏠 個人・プライベートで使う場合

生成AIの種類Copilot(個人・無料)Microsoft 365 PersonalなどChatGPT / Gemini
使い方ブラウザやアプリでチャットWord・Excel・PowerPointなどでCopilotを利用ブラウザやスマホアプリでチャット
得意なこと日常的な調べもの、文章作成、要約個人PCのOfficeファイルの作成・整理・分析質問回答、文章作成、アイデア出し、画像生成、ファイル分析など
Officeアプリ内での利用基本的に非対応対応基本的に非対応
費用無料月2,130円~無料プラン・有料プランあり
業務データの入力避ける避ける避ける

個人向けの生成AIサービスには、無料プランと有料プランがあります。ただし、個人アカウントは大学や勤務先の業務データを扱うための契約ではありません。個人情報、機密情報、入試情報、職場のファイルなどを入力することは避け、個人利用の範囲で活用しましょう。

まとめ

状況確認・利用するCopilot
職場・学校アカウントがあるCopilot Chatを利用できる契約・設定か確認する
個人PCのWordやExcelで使いたいMicrosoft 365 Personalなどの対象プラン
職場のExcelで組織データを活用したいMicrosoft 365 Copilotのライセンス割り当てを確認
ExcelにCopilotが表示されない契約、アカウント、アプリの更新、管理者設定を確認

まずは、所属先のAI利用ガイドラインやMicrosoft 365の利用条件を確認したうえで、職場・学校アカウントでCopilot Chatを利用できるか確かめてみましょう。

利用が認められている場合は、メール文面の下書き、公開情報の整理、個人情報を含まない文章の要約など、機密性の低い事務作業から試すのがおすすめです。

ExcelやWordの中でCopilotを使いたい場合は、自分のアカウントに対象ライセンスが割り当てられているか、情報システム担当部署に確認してください。

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この記事を書いた人

20代後半・二児の父。文系の4年生大学を卒業後、民間企業を経て、都内の総合大学で事務職員として勤務中。AIを使用した業務効率化や実生活での活用について発信。事務職員(非エンジニア)目線で誰にでも再現できる活用法の発信を心がけていきます。

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