【大学職員もフル活用】Adobe Fireflyで画像を生成する方法|商用利用OK・デザイン経験不要

目次

はじめに

「オープンキャンパスのチラシを作りたいけど、ちょうど良い写真がない…」
「国際交流イベントのイメージ画像、フリー素材だとありきたりで…」
「急なイベント告知。デザイナーに頼む時間も予算もない!」

大学の広報やイベント企画を担当していると、このような「画像素材」に関する悩みに直面することは多いのではないでしょうか。


この記事では、Adobeが提供する画像生成AI「Adobe Firefly(アドビ ファイアフライ)」を使って、大学の広報活動にぴったりの画像を誰でも簡単に作成する方法を、具体的な手順と作例を交えて解説します。
デザイン経験は一切不要です。この記事を読めば、あなたの大学の魅力を伝えるオリジナルの画像を、今日からすぐに作れるようになります。

そもそもAdobe Fireflyとは?大学で使っても大丈夫?

Adobe Fireflyは、『Photoshop』や『Illustrator』でおなじみのAdobe社が開発した画像生成AIです。一番のポイントは、Adobe Stockの画像などを学習データとしているため、著作権的に安全で、商用利用が認められている点です。
大学という公的な組織で利用する上で、この「安全性」と「信頼性」は非常に重要なポイントになります。

Adobe Fireflyのポイント

Point 1:著作権侵害のリスクが極めて低い

Point 2:生成した画像は大学の広報物(Web、印刷物)に利用可能

Point 3:日本語の指示(プロンプト)に強い

【実践】Fireflyでチラシ用画像を生成する5ステップ

STEP
Adobe Fireflyにアクセスする

まずは、お使いのブラウザでAdobe Fireflyの公式サイトにアクセスし、Adobeアカウントでログインします。(アカウントがない場合は無料で作成できます)

K

無料アカウントでも画像生成が可能です(一部制限あり)

STEP
プロンプト(指示文)を入力し生成を選択

Fireflyのホーム画面で「テキストから画像生成」を選択します。

STEP
プロンプト(指示文)を入力し生成を選択

入力ボックスに「どのような画像が欲しいか」を説明する文章(プロンプト)を入力します。最初は難しく考えず、「被写体」「場所」「雰囲気」などを組み合わせるだけでOKです。入力後、「生成」ボタンを押すと、4枚の画像が自動で生成されます。

〜以下に大学広報で使えるプロンプト例を掲載します。〜

【作例1:オープンキャンパス用】

本人の大学生たちのグループが、緑が豊かで近代的な大学のキャンパスで、楽しそうに談笑している。明るい自然光が差し込んでいる。背景を少しぼかした、広角の写真。

【作例2:国際シンポジウム用】

様々な人種の学生や研究者が、未来的なデザインの講堂で活発にディスカッションしている。背景のスクリーンにはグラフが映し出されている。知的で洗練された雰囲気のイラスト。

STEP
生成された画像を調整する

生成された画像がイメージと少し違う場合は、右側の設定パネルを使って微調整が可能です。

  • 縦横比: チラシなら「4:3」や「縦長」、Webサイトのメイン画像なら「16:9」などを選びます。
  • コンテンツタイプ: 「写真」か「アート(イラスト)」かを選べます。リアルな質感を求めるなら「写真」がおすすめです。
  • スタイル: 「ボケ」「ミニマリスト」「レトロフューチャー」など、参照したいスタイルを追加することで、画像のテイストを大きく変えられます。

    設定を変更すると、画像が自動で再生成されます。
STEP
画像をダウンロードして活用する

イメージ通りの画像が完成したら、画像にカーソルを合わせて右上に出てくるダウンロードボタンをクリックします。

これで画像がPCに保存されます。あとは、PowerPointやCanvaなどでチラシを作成する際に、この画像を配置すればOKです。

【応用編】さらにイメージ通りの画像を作るための3つのコツ

形容詞を具体的にする

「きれいなキャンパス」よりも「緑が豊かで、近代的なガラス張りの建物があるキャンパス」のように、情景が目に浮かぶような具体的な言葉を使いましょう。

英語のプロンプトを試してみる

一般的に、画像生成AIは日本語よりも英語の方が学習データが豊富なため、より意図を汲み取ってくれる傾向があります。Chat GPTなどのAIを利用し英語のプロンプトを生成してみるのも有効な手段です。

Adobe fireflyで「大学の講義室内で複数の日本人学生がディスカッションをしている様子」を生成するための英文プロンプトを生成して。
承知いたしました。Adobe Fireflyで「大学の講義室内で複数の日本人学生がディスカッションをしている様子」を生成するための英文プロンプトを生成します。

以下がプロンプトです。

**Prompt:**

```
Several Japanese university students, both male and female, engaged in an active discussion inside a modern university lecture hall. They are sitting around a table, some gesturing, some looking at notes or laptops. The atmosphere is collaborative and studious. The lecture hall features modern design, comfortable seating, and good lighting. The students are dressed in smart casual attire. Focus on natural interactions and realistic expressions.
```

「生成塗りつぶし」で部分修正する

「学生の表情だけ変えたい」「背景に余計なものが写ってしまった」という場合は、「生成塗りつぶし」機能が便利です。修正したい箇所を塗りつぶし、修正内容を指示するだけで、AIがその部分だけを自然に修正してくれます。

まとめ:Adobe Fireflyを活用すると

  • 時間とコストを大幅に削減できる
  • フリー素材にはない、オリジナリティあふれる画像を創出できる
  • 急な告知や多様なイベントにも柔軟に対応できる

これまで画像素材探しにかけていた時間を、より創造的な企画立案の時間にあててみませんか?

ぜひAdobe Fireflyを、あなたの大学の魅力発信ツールの一つとして活用してみてください。Adobe Fireflyを使えば、デザインの専門知識がなくても、大学の広報活動に必要な画像をスピーディかつ高いクオリティで作成できます。ぜひ使ってみて下さいね!

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この記事を書いた人

20代後半・二児の父。文系の4年生大学を卒業後、民間企業を経て、都内の総合大学で事務職員として勤務中。AIを使用した業務効率化や実生活での活用について発信。事務職員(非エンジニア)目線で誰にでも再現できる活用法の発信を心がけていきます。

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