はじめに
「AIを使って業務を効率化しよう!」と思って始めてみたものの、
なかなか使いこなせず、結局そのままにしていませんか?
「プロンプトを完璧にしないと、正確な回答が出ないのでは?」
「AIの回答が物足りない」
「どのツールを使えばいいか調べるだけで疲れる」
これは、AIを使い始めたばかりの事務職の方が抱きやすい悩みです。
業務に慣れている人ほど「わざわざAIを使うほどでもない」と思ってしまいがちです。
本記事では、この問題を解決するための具体的なマインドセットと
実践方法を3つのコツとしてご紹介します。
当ブログは現役大学職員の私が、AIツール(Gemini, ChatGPTなど)を活用し、事務業務改善をするためのAI活用ブログです。私自身、文系大学卒の非エンジニアの事務職員なので、専門用語は避けて読者の皆さんが分かりやすく、すぐ使える情報をお届けできるよう心がけています。
プロフィールの詳細は、以下をご覧ください。
事務仕事でAIをうまく使えない人の特徴
事務職の業務は、正確性が求められる仕事や個人情報の管理が多く、
公的な文書や対外的な発信にミスは許されません。
そのため、無意識のうちに「100点を目指す習慣」がついています。
この完璧さへのこだわりが、AI活用を始めにくくする一因になります。
・「AIに対して完璧な指示を出さないといけない」というプレッシャー
・「AIの回答を直すなら最初から自分でやればいい」という思い込み
・「失敗したら業務に支障が出るかもしれない」という不安
この3つの思い込みを手放すことが、AI活用の第一歩です。
コツ①:「70点スタート思考」に切り替える
AIの役割を「完成品」ではなく「たたき台」と定義する
AIは、構成案や初稿など、ゼロからたたき台を作る場面で役立ちます。
AIは「たたき台を作る補助役」であり、あくまでベースを作る担当です。
あなたはAIが作ったたたき台をもとに、状況の判断や工夫が必要な
作業だけに集中するというイメージを持ちましょう。
| 役割 | 担当 |
|---|---|
| AI(70点) | 構成案・情報の要約・初稿作成など「手を動かす」作業 |
| あなた(+20〜30点) | 表現の微調整・専門用語への修正・最終チェック |
実践例:会議の議事録作成
❌ 完璧主義の場合
→ 完璧な要約文をプロンプト一発で出そうとして、
プロンプト作成だけで時間がかかる
✅ 70点スタート思考の場合
→ まずAIに「議事録の素案を箇条書きで出して」と依頼し、
返ってきた内容を自分の言葉で肉付けして仕上げる
コツ②:スモールスタートで「小さな成功体験」を積む
いきなり重要な業務でAIを使おうとすると、失敗したときのダメージが大きく
続かなくなります。以下の3ステップで少しずつ慣れていきましょう。
ステップ1:失敗しても誰にも迷惑がかからない場面から始める
個人情報や第三者の情報を含まない、架空のメール文章をAIに書かせてみる。
うまくいかなくても困らない領域で使い勝手を覚える。
ステップ2:「ミスしても問題ない」業務に使う
自分用のメモの要約、Excelの関数確認など、
最終的に自分でチェックすれば問題ない作業に使ってみる。
ステップ3:締め切りまで余裕があるタスクで試す
公開情報や匿名化した架空データを使い、AIの下書きをどこまで直す必要があるか確認する。実際の業務で使う場合は、所属機関のルールを守り、人が最終確認する。

コツ③:プロンプトは「箇条書きのメモ」から始める
「完璧なプロンプトを書かないと、良い回答が来ない」という思い込みも
AI活用を遠ざける原因の一つです。
最初から長文の指示を作ろうとしなくてOKです。
まずは以下のような短い指示から始めてみましょう。
短いプロンプトの例(コピペして使えます)
〇〇について、3つのポイントで箇条書きにして。
このメールの返信文を丁寧なです・ます調で書いて。 (ここに匿名化した架空のメール文を入力)
以下の議事録メモを整理して、決定事項と次回アクションに分けて。 (ここに匿名化した架空の議事録メモを入力)
業務で試す場合は、氏名・学籍番号・未公開の会議内容などを入力せず、匿名化した架空例に置き換えてください。所属機関のルールを優先します。詳しくは「事務職のAIセキュリティ対策」も確認してください。
AIへの指示は「会話」です。最初の回答がイマイチなら、「もっと短くして」「もう少し丁寧な表現にして」と
追加で指示を出すことで、希望する形に近づけやすくなります。



まとめ:完璧は求めず「とりあえず聞く」を繰り返す
| コツ | 内容 |
|---|---|
| ① 70点スタート思考 | AIはたたき台。完成品を求めない |
| ② スモールスタート | 失敗してもいい場面から少しずつ慣れる |
| ③ 短いプロンプトから | まず投げてみて、追加指示で精度を上げる |
完璧を求めずにAIを「たたき台」として使うことで、
あなたは「あなたにしかできないこと」により多くの時間を使えるようになります。
まずは今日、1つだけAIに何かを頼んでみてください。
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