この記事でわかること
- ✅ Geminiでチラシ・ポスターを作る基本的な流れ
- ✅ Geminiの画像生成機能(Nano Banana)でできること
- ✅ 画像生成後に文字やレイアウトを調整するときの注意点
- ✅ 大学職員・事務職向けに使えるプロンプト例
- ✅ オープンキャンパス、学生向けガイダンス、職員研修などでの活用例
「学内イベントのチラシを急いで作りたい」
「ポスターのデザイン案が思いつかない」
「Geminiでチラシやポスターまで作れるのか知りたい」
大学職員や事務職として働いていると、オープンキャンパス、学生向けガイダンス、職員研修、図書館イベント、就職支援講座など、ちょっとしたチラシやポスターを作る場面があります。
そんなときに便利なのが、GoogleのAI「Gemini」です。
Geminiを使えば、チラシの構成案、キャッチコピー、掲載項目、画像のイメージ、デザインの方向性まで、まとめて相談できます。さらに、Geminiの画像生成機能を使えば、背景画像やメインビジュアルのラフ案も作れます。
なお、Geminiで画像を作るときに使われる画像生成・編集機能は「Nano Banana」と呼ばれます。ただし、読者から見るとGeminiの画面上で画像を作るため、本記事では基本的に「Geminiの画像生成機能」として説明します。
現在のGeminiでは、画像生成後に編集を続けたり、環境によってはテキストやレイアウトを調整しながら仕上げられる場合があります。ただし、日時・場所・申込URL・QRコード・問い合わせ先など、正確性が求められる情報は、Gemini上で入力した場合でも必ず人が確認しましょう。
この記事では、大学職員・事務職向けに、Geminiでチラシ・ポスターを作る具体的な手順と、コピペで使えるプロンプト例を紹介します。
当ブログは現役大学職員の私が、AIツール(Gemini, ChatGPTなど)を活用し、事務業務改善をするためのAI活用ブログです。私自身、文系大学卒の非エンジニアの事務職員なので、専門用語は避けて読者の皆さんが分かりやすく、すぐ使える情報をお届けできるよう心がけています。
プロフィールの詳細は、以下をご覧ください。
Geminiでチラシ・ポスターは作れる?
結論から言うと、Geminiを使えばチラシ・ポスター作成の多くの工程を効率化できます。
具体的には、以下のような作業に向いています。
- チラシやポスターの構成案を考える
- イベント名・キャッチコピー・見出し案を作る
- 掲載すべき情報を整理する
- 画像生成用のプロンプトを作る
- 背景画像やメインビジュアルのラフ案を作る
- 生成後の画像を編集し、必要に応じてテキストやレイアウトを調整する
以前の画像生成AIでは、日本語の文字入り画像が崩れやすく、チラシやポスターの完成品としてそのまま使うのは難しいことが多くありました。
しかし、現在のGeminiの画像生成機能では、ポスターや案内画像のように、テキストを含むクリエイティブを作りやすくなっています。画像生成後に編集を続けたり、画面上で文字やレイアウトを調整できる場合もあります。
ただし、大学や職場で使う広報物では、正確性が必要な情報をAI任せにしないことが重要です。
特に以下のような情報は、必ず人が確認してください。
- 開催日時
- 会場名
- 申込締切
- 申込フォームのURL・QRコード
- 問い合わせ先
- 大学名・部署名・ロゴ
Geminiの画像生成機能(Nano Banana)とは?
Geminiで画像を作るときに使われる画像生成・編集機能が、Googleの画像モデル「Nano Banana」です。
ただし、通常の利用者は「Nano Banana」という別アプリを開くのではなく、Geminiの画面から画像生成や画像編集を行います。そのため、この記事では読者にわかりやすいように、基本的に「Geminiの画像生成機能」と表記します。
Geminiの画像生成機能では、以下のような作業ができます。
- チラシやポスターの背景画像を作る
- イベントの雰囲気に合うメインビジュアルを作る
- 生成した画像を編集する
- テキスト入りのクリエイティブを作成する
- 既存画像をもとに別案を作る
大学職員の実務では、完成品を一発で作るというより、ポスターのたたき台、背景画像、デザイン案、文字案を作るための補助として使うと便利です。
👉 Geminiの画像生成機能について詳しく読む:

Geminiで作ったあと、文字やQRコードは正確に整える
Geminiでは、画像生成後に編集を続けたり、環境によってはテキストを追加・調整しながら仕上げられる場合があります。ポスターやチラシのラフ案を作るにはとても便利です。
ただし、大学や職場で使う広報物には、間違えてはいけない情報が多く含まれます。
- 開催日時
- 会場名
- 対象者
- 申込締切
- 申込フォームのURL・QRコード
- 問い合わせ先
- 大学名・部署名・ロゴ
これらは、Gemini上で入力した場合でも、公開・印刷前に必ず人が確認しましょう。必要に応じて、CanvaやPowerPointで文字サイズ、QRコード、ロゴ、余白を整えると安心です。
実務では、次のような流れが使いやすいです。
Geminiで構成案・キャッチコピーを作る
↓
Geminiの画像生成機能でビジュアルを作る
↓
Gemini上で編集できる場合は、文字やレイアウトを調整する
↓
必要に応じてCanvaやPowerPointでQRコード・ロゴ・細かい文字を整える
↓
人が最終確認して公開・印刷する
この方法なら、AIのスピードと、人間による正確な確認の両方を活かせます。
Geminiでチラシ・ポスターを作る手順
ここからは、大学職員・事務職が実際に使いやすい手順で説明します。
STEP1:目的・対象者・掲載情報を整理する
まず、Geminiに依頼する前に、チラシやポスターに必要な情報を整理します。
最低限、以下をメモしておくとスムーズです。
- 何のイベント・案内なのか
- 誰に向けたチラシなのか
- 開催日時
- 会場・実施方法
- 申込方法
- 伝えたい雰囲気
- 必ず入れるべき注意事項
この段階では、まだきれいな文章にする必要はありません。箇条書きで十分です。
例:オープンキャンパス告知の場合
目的:高校生・保護者向けにオープンキャンパスを案内する
対象:高校1〜3年生、保護者
日時:8月3日(土)10:00〜15:00
場所:〇〇大学〇〇キャンパス
内容:模擬授業、キャンパスツアー、入試説明、個別相談
雰囲気:明るい、安心感、親しみやすい
申込:Webフォームから事前予約
STEP2:Geminiに構成案を作ってもらう
次に、Geminiにチラシ・ポスターの構成案を作ってもらいます。
いきなり「ポスターを作って」と頼むより、まずは掲載項目・見出し・レイアウト案を作ってもらうのがポイントです。
プロンプト例:
大学のオープンキャンパス告知用ポスターを作りたいです。
以下の情報をもとに、A4縦ポスターの構成案を作成してください。
【目的】
高校生と保護者にオープンキャンパスへの参加を促す
【掲載情報】
・イベント名:〇〇大学オープンキャンパス
・日時:8月3日(土)10:00〜15:00
・場所:〇〇大学〇〇キャンパス
・内容:模擬授業、キャンパスツアー、入試説明、個別相談
・申込:Webフォームから事前予約
・雰囲気:明るい、安心感、親しみやすい
【出力してほしい内容】
1. キャッチコピー案を5つ
2. ポスターに入れる見出し
3. 掲載情報の優先順位
4. レイアウト案
5. 背景画像やメインビジュアルのアイデア
このように依頼すると、Geminiがチラシ・ポスターに必要な情報を整理してくれます。
STEP3:画像生成で背景やメインビジュアルを作る
構成案ができたら、次に背景画像やメインビジュアルを作ります。
現在のGeminiでは、画像内に文字を含めたクリエイティブも作りやすくなっています。ただし、日時・場所・URL・QRコードなどの正確性が必要な情報は、後から確認・修正できる形にしておくのがおすすめです。
画像生成プロンプト例:
大学のオープンキャンパス告知ポスターに使う背景画像を作成してください。
【イメージ】
・明るい大学キャンパス
・高校生と保護者が安心して参加できる雰囲気
・夏のオープンキャンパス
・清潔感があり、親しみやすい
・A4縦ポスターの背景として使いやすい
・上部にタイトルを入れられる余白を残す
・日時、場所、申込URL、QRコードは入れない
・文字は入れすぎない
チラシやポスターでは、あとからタイトルや日時を入れることが多いため、余白のある画像の方が使いやすくなります。
STEP4:Gemini上で編集し、必要に応じてCanvaやPowerPointで整える
Geminiで画像を生成した後は、Gemini上で編集を続けたり、テキストやレイアウトを調整できる場合があります。
そのまま十分に整えられる場合もありますが、大学や職場で使うチラシでは、必要に応じてCanvaやPowerPointで仕上げると安心です。
ここで行うのは、主に以下の作業です。
- タイトル・キャッチコピーを配置する
- 日時・場所・申込方法を入れる
- QRコードを配置する
- 大学名・部署名・問い合わせ先を入れる
- 文字サイズと余白を調整する
- 印刷時に読めるか確認する
Geminiは「案を作る」、必要に応じてCanvaやPowerPointは「正確に整える」と役割を分けると、実務で使いやすいチラシになります。
STEP5:印刷・公開前に確認する
最後に、必ず人の目で確認します。
特に以下はチェックしてください。
- 日時・曜日が合っているか
- 会場名に誤りがないか
- 申込URL・QRコードが正しく開くか
- 問い合わせ先が正しいか
- 画像に不自然な人物・文字・ロゴが入っていないか
- 著作権・肖像権・学内ルール上問題がないか
AIで作った画像は便利ですが、公開前の最終確認は必須です。
大学職員向け|そのまま使えるプロンプト例
ここからは、大学職員・事務職が使いやすい場面別のプロンプト例を紹介します。
オープンキャンパス告知ポスター
大学のオープンキャンパス告知用ポスターを作成したいです。
以下の条件で、チラシの構成案・キャッチコピー・画像生成用プロンプトを作ってください。
【対象】
高校生と保護者
【目的】
オープンキャンパスへの参加を促す
【掲載情報】
・イベント名:〇〇大学オープンキャンパス
・日時:〇月〇日(土)10:00〜15:00
・場所:〇〇キャンパス
・内容:模擬授業、キャンパスツアー、入試説明、個別相談
・申込方法:Webフォームから事前予約
【雰囲気】
明るい、親しみやすい、安心感がある
【出力】
1. キャッチコピー案を5つ
2. A4縦ポスターの構成案
3. 見出し案
4. 背景画像のアイデア
5. 画像生成用プロンプト
6. Gemini上で編集する場合の注意点
7. CanvaまたはPowerPointで仕上げるときの注意点
学生向けガイダンス案内
学生向けガイダンスの案内チラシを作りたいです。
以下の情報をもとに、学生が内容を理解しやすく、参加したくなるチラシ案を作成してください。
【対象】
大学1〜2年生
【内容】
履修登録ガイダンス
【掲載情報】
・日時:〇月〇日 13:00〜14:30
・場所:〇号館〇教室
・対象:〇〇学部1〜2年生
・持ち物:学生証、履修要項、筆記用具
【雰囲気】
わかりやすい、安心感がある、堅すぎない
【出力】
1. タイトル案
2. キャッチコピー案
3. チラシの構成
4. 学生に伝わりやすい説明文
5. 背景画像またはアイコンのアイデア
6. 印刷前に確認すべき項目
職員研修チラシ
学内職員向け研修の案内チラシを作成したいです。
以下の条件で、A4チラシの構成案を作ってください。
【研修テーマ】
生成AIを使った業務効率化研修
【対象】
大学事務職員
【目的】
AIを安全に使いながら、日常業務の効率化につなげる
【掲載情報】
・日時:〇月〇日 15:00〜16:30
・形式:オンライン
・内容:メール作成、議事録要約、Excel作業の補助
・申込方法:学内フォームから申込
【雰囲気】
実務的、わかりやすい、初心者向け
【出力】
1. 研修タイトル案
2. キャッチコピー案
3. チラシの見出し構成
4. 参加メリットの説明文
5. 画像生成用プロンプト
6. 文字情報を確認するときのチェックリスト
図書館・学習支援イベント案内
大学図書館で実施する学習支援イベントのポスターを作りたいです。
以下の内容をもとに、学生向けにわかりやすいポスター案を作ってください。
【イベント内容】
レポートの書き方講座
【対象】
大学1〜2年生
【目的】
レポート作成に不安がある学生に参加してもらう
【掲載情報】
・日時:〇月〇日 12:30〜13:00
・場所:図書館ラーニングコモンズ
・定員:30名
・申込:QRコードから申込
【雰囲気】
やさしい、相談しやすい、学習支援らしい
【出力】
1. タイトル案
2. キャッチコピー案
3. ポスター構成
4. 学生に伝わりやすい説明文
5. 画像生成用プロンプト
6. Gemini上で編集する場合の注意点
画像生成用プロンプトを作るときのコツ
Geminiでチラシ・ポスター用の画像を作るときは、プロンプトに以下の要素を入れると安定しやすくなります。
| 入れる要素 | 例 |
|---|---|
| 用途 | 大学のオープンキャンパス告知ポスター用 |
| 対象者 | 高校生・保護者向け |
| 雰囲気 | 明るい、安心感、清潔感、親しみやすい |
| 構図 | A4縦、上部に余白、中央に人物、下部に文字スペース |
| 注意点 | 日時、場所、申込URL、QRコードは入れない |
以前は「画像内に文字を入れない」と指示するのが無難でした。現在のGeminiではテキスト入りの画像生成も改善されていますが、日時・場所・URL・QRコードなどの正確性が必要な情報は、後から確認・修正できる形にしておくのがおすすめです。
特に実務では、「文字は入れすぎない」「余白を残す」「正確な情報は後から確認する」の3点を意識すると使いやすくなります。
Geminiでポスターを作るときの注意点
Geminiは便利ですが、大学や職場の広報物に使う場合は注意点もあります。
1. 個人情報・未公開情報を入れない
学生名、学籍番号、教職員名、内部資料、未公開イベント情報などは、個人アカウントのAIに入力しないようにしましょう。
実務で使う場合は、所属先が認めているAI環境やアカウントを確認することが大切です。
👉 AI利用時のセキュリティについて詳しく読む:

2. 文字入り画像も最終確認する
Geminiでは、テキストを含むポスター風画像を作りやすくなっています。ただし、すべての文字が常に正確になるとは限りません。
日時、曜日、場所、URL、問い合わせ先、QRコードなどは、必ず人が確認しましょう。必要に応じてGemini上で編集するか、CanvaやPowerPointで修正するのがおすすめです。
3. 実在の人物・ロゴ・キャラクターに注意する
実在の人物、大学ロゴ、企業ロゴ、既存キャラクターに似た画像が生成される場合があります。
公開物に使う前に、著作権・肖像権・商標・学内ルールに問題がないか確認しましょう。
4. 最終確認は必ず人が行う
AIが作った文章や画像には、誤字、不自然な表現、事実と異なる内容が含まれることがあります。
公開・印刷する前に、日時・会場・申込方法・問い合わせ先を必ず人が確認しましょう。
Geminiの画像生成機能と他の画像生成AIの違い
チラシやポスター作成では、Geminiだけでなく、画像生成AIごとの特徴を知っておくと便利です。
ここで注意したいのは、GeminiとNano Bananaを別ツールとして考えすぎないことです。Nano Bananaは、Geminiの中で使える画像生成・編集機能として理解するとわかりやすいです。
| 名称 | 位置づけ | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| Geminiの画像生成機能 (Nano Banana) | Gemini内で使える画像生成・編集機能 | チラシ・ポスターの背景画像、メインビジュアル、画像の修正 |
| Gemini Canvas | Gemini内で文章・資料・スライドなどを作る作業スペース | 構成案、説明文、資料化、スライド化 |
| Adobe Firefly | Adobeの画像生成AI | 商用利用を意識した広報素材・デザイン素材の作成 |
| ChatGPT Images | ChatGPT内の画像生成機能 | ブログ用アイキャッチ、説明用画像、ラフ案作成 |
| Canva / PowerPoint | デザイン編集・仕上げツール | 文字、QRコード、ロゴ、日時、問い合わせ先の正確な配置 |
迷った場合は、まずGeminiで構成案・キャッチコピー・画像案を作り、必要に応じてAdobe FireflyやChatGPT Imagesも比較してみるとよいでしょう。
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まとめ|Geminiはチラシ・ポスター作成の「たたき台づくり」に強い
Geminiを使えば、チラシ・ポスター作成のたたき台を短時間で作れます。
特に便利なのは、以下のような作業です。
- イベント告知の構成案を作る
- キャッチコピーを考える
- 掲載情報の優先順位を整理する
- 背景画像やメインビジュアルの案を作る
- Gemini上で画像や文字の編集を試す
- CanvaやPowerPointで仕上げるための方向性を決める
一方で、日時・場所・申込方法・QRコードなどの正確性が必要な情報は、Geminiだけに任せず、必ず人が確認しましょう。必要に応じてCanvaやPowerPointで整えると安心です。
大学職員や事務職の方は、まずはオープンキャンパス、学生向けガイダンス、職員研修、図書館イベントなど、身近な案内物から試してみるのがおすすめです。
Geminiを「完成品を一発で作るツール」と考えるより、構成案・文章案・画像案を作る相棒として使うと、実務でかなり活用しやすくなります。
👉 Geminiを事務職の実務で使いたい方はこちら:



